黄耆の花

2017年8月2日水曜日

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マメ科キバナオウギの花が咲いていました。
久しぶりに見たかもしれません。淡いクリーム色で上品な花ですね。
元々中国や朝鮮半島の植物です。

根を薬用部位として用います(黄耆、オウギ)。
朝鮮人参と並ぶ、気(エネルギー)を補う生薬で、疲労や浮腫、寝汗、化膿などに用います。
人参は胃腸を補うのに対し、黄耆は体表を補うため、皮膚の働きを正常化して、汗を止めたり、皮膚の治癒力を促進します。
寝汗が止まらないというのは、気も一緒に出ていってしまう状態ですので、お疲れが取れません。
人参と黄耆が併せて入った薬を参耆剤(じんぎざい)と言い、十全大補湯、補中益気湯などがあります。いずれも疲労や体力低下に用いるお薬です。病後や風邪の後などよく用いられます。(S)

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