2017年11月17日金曜日

ナナホシテントウの七不思議

日増しにイチョウが色づき、葉が落ちています。

イチョウ
薬草園のキク科カワラヨモギが赤く染まっています。
生薬としては、花のつぼみを用います(茵蔯蒿、インチンコウ)。大変苦いのですが、清熱作用があり、肝機能の改善や抗炎症を目的として、黄疸、湿疹、瘙痒などに用いています。
人にとっては苦い植物ですが、ここ数日観察していたところ、テントウムシがよく留まっているんです。
今日はナナホシとフタホシテントウがいました。
アブラムシもいませんし、留まりやすい好みの植物なんでしょうか?
それとも外敵に食べられないようにするために、苦い成分を蓄えているんでしょうか?(S)



2017年11月16日木曜日

『養生訓・飲食 上』(3):食事の内容

引き続き、貝原益軒が養生のための食事の内容について述べています。
千葉大学柏の葉キャンパス内の紅葉2017 その1
千葉大学柏の葉キャンパス内の紅葉2017 その2
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 およそ食べ物は、味が淡白なものを好むべきである。味が濃く、脂っこいものは、たくさん食べてはいけない。

 また、生もの、冷たいもの、硬すぎるものは禁じるべきである。

 熱い汁物は1種類でよい。菜(おかず)は1、2品に止めるべきである。

 肉は1品でよい。2種類の肉をいっしょに食べてはいけない。また、肉は一度にたくさん食べてはいけない。生肉を続けて食べてはいけない。胃腸に滞りやすいからである。

 汁物の中に肉があれば、菜(おかず)の中には肉は入れないのがよい。

 (貝原篤信 編録『養生訓』巻第三 飲食 上から)

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 次回も、食事の内容についてのお話が続きます。(T.K.

 底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。

2017年11月10日金曜日

東洋医学健康セミナー(10月)

ご報告が遅くなりました。
10/7に柏の葉・東洋医学健康セミナーを開催しました。

助産師としての活動の傍ら、鍼灸師の資格も得て、地域の女性の健康をケアしてきた前田尚子先生。東洋医学では女性の健康は7歳を度として変化するとされ、年代によって不調も様々ですが、鍼灸がカバーできる不調が多くあることに驚かされました。同時に、不調に伴う不安や悩みについても、相談できる場になっていることが感じられました。

2講演目は南流山で開業されている池田郁雄先生。風邪や下痢、腹痛など、子供によくおこりやすい病気に、どのような漢方薬が使われ効果を示しているか、たくさんのお話が伺えました。また、発達障害においても漢方が活躍しているお話もされ、漢方を上手に利用しながら、子供の健康を見守ることは、ご家族の健康にもつながるのではないかと感じました。

薬を出すだけではない、患部を治療するだけではない、心身のバランスを考える東洋医学。西洋医学、東洋医学双方の利点を生活に取り入れられるといいですね。(S)



  記

柏の葉・東洋医学健康セミナー

2017.10.7(土)13:30~16:00(13:00開場)
千葉大学環境健康フィールド科学センターシーズホール
つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅下車 徒歩約5分
参加費:100円
定 員:先着130名

事前申込制、9/7より以下の連絡先にて受付(月~金曜日の9:00-17:00)
メール:kashiwanoha-clinic@chiba-u.jp
電 話:04-7137-8471
後 援:柏市、流山市

講演1「鍼灸の活用!女性の身体と上手につきあうためのセルフケア」
 前田尚子(あゆみ鍼灸院院長・歩海(あゆみ)助産院院長、鍼灸師・助産師)
講演2 「漢方薬でお子様の健康を守りましょう!」   
 池田郁雄(いけだ内科小児科クリニック院長・元東京女子医科大学非常勤講師、医師)

2017年11月6日月曜日

センター祭の一日

皆さん連休はいかがお過ごしでしたか?
11/3は文化の日。
今年も学んだり、体験したり、盛りだくさんのセンター祭が開催されました。
秋のとれたてフェスタも同時開催で、大変にぎやかでした。

学生実習を行いながら、丹精込めて仕上げた野菜や花苗を求めて多くの方がお越しくださいました。
毎年の気候の影響を見ながら、時期にあわせて仕上げる技術はさすがです!
案内板も花苗ならではの手づくり
収穫体験用の見本 さといも、きゃべつ
診療所の勝野先生が、季節の薬草や生薬の性質などを実物で解説しています。
食べ物と同様、生薬にも体を温めるもの、冷やすものがあります。
ご自身の体質について考えるよい機会になったのではないでしょうか?
どんな味がするのでしょう?
神農さまについて説明中
青空の中、心地よい音楽を聞かせてくださいました
また、看護学部からのチアリーディングや活動中のアーティストなどが場を盛り上げてくださいました。

普段入れない敷地内を案内するお散歩ツアーや農産物収穫体験も盛況でした。

そして、私達で’調合した’七味唐辛子も好評でした。お昼ご飯に利用され、おいしかったからとまた買いに出直してくださった方もいらっしゃいました。

センター祭を通して、自然に癒され知的好奇心も満たされる楽しいひと時になりましたら幸いです。(S)

2017年10月26日木曜日

秋晴れの様子

紅葉(もみじ)も色づき始めました。
柿もおいしそうに実り、売店で販売していますので、どうぞお出かけくださいね。(S)




11/3はセンター祭

台風も去り、ようやく晴れの日も増えてきました。
皆様の体調も安定しますように…

11/3はセンター祭。
診療所でも、ミニ講演会やお手製七味唐辛子の販売を予定しています。
薬草園も一般開放していますので、ぜひ遊びに来てくださいね。
http://www.fc.chiba-u.jp/event%20new/Centermaturi/171004centerfes2017.pdf
アシタバを食べるキアゲハの幼虫
ノイバラ
サフラン 雨にも負けず・・・
アカジソ
サルナシ




『養生訓・飲食 上』(2):「病は口から入る」


 前回の『養生訓・飲食 上』で、貝原益軒はまず、「飲食は生命を養うものであり、半日も欠かすことができない。」と述べ、飲食の重要性を説いていました。
 この後に、下記の文章が続きます。
カンナ科カンナの花 Canna x generalis (千葉大学柏の葉キャンパスにて)
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 人生において、飲食をしない日は無い。
 
 したがって、もし日々食欲を慎むようにできないのであれば、食べ過ぎてしまって、病を生じる。
 
 昔の人も、「わざわいは口から出て、病は口から入る。」といっている。

 口からの出し入れは、常に慎み深くすべきである。

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第三 飲食 上から)

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 次回以降は、貝原益軒が述べる飲食の具体的な摂り方について、順次ご紹介して行きます。(T.K.

 底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。