2017年7月22日土曜日

2017年度健康セミナー開催

 715日(土)、今年度初めてとなる柏の葉・東洋医学健康セミナーを開催しました。猛暑の折、多くの皆様にご参加くださり、本セミナーを盛会裏に終了することができました。
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柏の葉・東洋医学健康セミナー
2017.7.15(土)13:3016:0013:00開場)
千葉大学環境健康フィールド科学センターシーズホール
後 援:柏市、流山市
参加者:109
講演1 「初夏の薬草園へようこそ」
 勝野 達郎 (千葉大学柏の葉診療所長・准教授・医師)
講演2 「次世代へ向けた薬草園づくり」   
 渡辺 均 (千葉大学環境健康フィールド科学センター 准教授)
終了後薬草園見学あり。
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 勝野達郎所長の講演では、薬草の持つ味(五味)と働きの関係を学び、数々の見頃の薬草を知ることができました。そして、薬草園見学の際に役立て、薬草の魅力をより一層感じることができました。
 渡辺均准教授の講演では、培ってきた園芸の技術を薬草栽培に活かし、10年を経て当帰が生薬として出荷できたことなどが紹介され、今後の励みとなると共に、利用者側の理解にも繋がることが期待されました。




講演を行う勝野達郎所長、渡辺均准教授(栽培条件の異なるトマトを実食中)

2017年7月20日木曜日

『養生訓・総論 下』(13):大切な「胃の気」

 「食欲を保つ」ことは、東洋医学における最も大切な治療目標のひとつです。「食欲」のことを「胃の気」といいます。
 「胃の気」について、貝原益軒はこのように語っています。
アーティチョークの花(千葉大学柏の葉診療所前の花壇にて)

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 「胃の気」とは、元気の別名ということができる。重い病でも、「胃の気」がある人は生きる。「胃の気」がない人は死ぬ。

 健康な「胃の気」があるかは、脈(※)をみるとわかる。長くも短くもなく、遅くも速くもなく、太くも細くもなく、ちょうど中庸の状態が良い。この脈の状態は、言葉では説明しがたい。各自、実際に脈に触れて修得するしかない。

 元気な無病の人の脈は、このようなものである。これは、古人が説くところであり、養生をする人は、当然いつもこの脈があることを願うべきである。

 養生をせずに、「気」が減っている人は、たとえ若い人でもこの脈は少ない。これは、病人である。病的な状態の脈をもち、「胃の気」の脈がない人は死ぬ。

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第二 総論 下から)

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 (※)東洋医学では、脈診(みゃくしん)といって、手首の橈骨動脈(とうこつどうみゃく)つまり手首の親指側の動脈に触れて、その方のお身体の状態を知る手段のひとつとします。

 西洋医学からみるととっても不思議なのですが、脈診によって、その方のお身体の状態をリアルタイムに知ることができます。(T.K.


 底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。


2017年7月19日水曜日

梅雨明け

暑い日が続いていますね。
梅雨はどこへやら、開けてしまったようです。
昨日は激しい雨や雹に見舞われたところもあったようですが、柏は遠雷が聞こえる程度でした。
暑さの折、どうぞご自愛くださいね。(S)
アゲハ蝶はミカン科の山椒がお好き
夏らしいフヨウの花
キキョウ

2017年7月10日月曜日

ズッキーニお勧めの食べ方

ズッキーニを用いて筆者がよく作るのが、ピカタです。韓国ではジョン(煎)と言いますね。
1 ズッキーニを輪切りにし、多少塩を振った後、小麦粉をつけます。
2 溶き卵にくぐらせ、ごま油などをひいたフライパンで両面を焼きます。卵ももったいないので、何度もくぐらせては焼きます。
3 つけだれですが、しょうゆ、酢(1:1)を基本に、筆者はすり胡麻適量と時々コチュジャンや唐辛子味噌を加えます。

野菜だけでは物足りないと思いがちですが、これで立派な一品に^^

応用編
昔、韓国でジョンを食べたことがあるのですが、ズッキーニではなく、エホバクと呼ばれるカボチャが使われると後になって知りました。

そこで、エホバクを入手^^
エホバクは系統で言うと、ニホンカボチャ系。エ(子供)ホバク(かぼちゃ)なので、ズッキーニと同じく未熟な状態で採ったものです。

切ってみると内側がほのかにオレンジ色をしていて、ズッキーニより柔らかく、甘味を感じました。ペポカボチャ系のズッキーニと違って味がありますね。

お味噌汁にしてもおいしかったですし、ジョンにもして楽しめましたよ。
こうして食卓が国際化していくのでした。(S)
左上から時計回りに、
センターのズッキーニのジョン(たまごがハゲちゃいましたが)、知人絶賛の馬鹿ったれ(会津のお土産)、エホバク、エホバクのジョン

2017年7月8日土曜日

ズッキーニもカボチャの一種

先日売店で、ズッキーニの食べ方がわからないわ、とおっしゃっている方がいました。筆者自身も小さい頃食卓に上った記憶がありません。

生産量を調べてみたところ、
平成12年産では1,384トン、平成24年産では6,126トンと12年間で4倍に増加しているそうです。
http://www.famic.go.jp/public_relations_magazine/kouhoushi/back_number/pdf41/14.pdf
つまり、日本での歴史は浅く、まだまだ新しい野菜です。未熟な状態で収穫したものです。

カボチャを大別すると、以下の3つ。
ニホンカボチャ:肉質が粘質で、ねっとりとしている。
セイヨウカボチャ:粉質。ニホンカボチャより消費量が多い。
ペポカボチャ:キンシウリやズッキーニなど。味に乏しいため、香味野菜や肉などと合う。

ズッキーニの東洋医学的効能は、前述のカボチャと違い、未熟だからか、体を冷ます作用があるようです。暑い夏に適した野菜ですね。

参考:食材図鑑III 地産食材篇 小学館

2017年7月7日金曜日

カボチャの働き

薬草園ではウリ類が日増しに大きくなっています。
カボチャもウリ科のひとつですが、五味は甘、温性で体を潤す作用があります。

健脾益気といい、胃腸の働きを助けて元気をつける働きがありますが、食べ過ぎると潤す作用が過多になり、かえって下痢することがあるそうなので、ほどほどにしましょう。

糖質、でんぷん、カロチンが多く含まれ、適度に炒めたり、煮ものにして効果的に栄養素を取りましょう。

カボチャの種はそのまま、あるいは檳榔子(ヤシ科ビンロウの種)と配合して、駆虫薬として用いるそうです。また、中国などでは炒ってお茶請けにしたりします。(S)
こちらはキュウリ

参考:東方栄養新書

2017年7月5日水曜日

鳥の話題

最近、カワラヒワの鳴き声を聞き分けられるようになりました。
そのためか、窓を開けていると頻繁に鳴いているのが聞こえてきます。
コロロロ・・・チョンチョンチョン・・・とかわいらしい声をしています。
先日も水たまりで遊んでいました。スズメほどの大きさで黄褐色をしています。
カワラヒワ(Wikipediaより)
また、最近東京西部の住宅地を歩いていたときのこと。
街路樹から大きな鳥が飛び立ちました。
見てびっくり、30cmはあろうかという黄緑色のインコだったのです!
その時は驚いたものの、籠から逃げた鳥かな、生きていけるのかな、くらいにしか思っていませんでした。

気になって調べてみましたが、
おそらく、ワカケホンセイインコです(Wikipediaより)。
首にリングがあるのが雄、ないのが雌です。

生きていけるのかな、なんていう心配はご無用、野生化しているそうなんです。
元々は、インドやスリランカの鳥です。くちばしも大きいので、農作物が心配になりますね。(S)