2017年3月28日火曜日

プラムの花 3-4分咲き

桃はまだ咲きそうで咲きませんが、
プラムの花が一斉に咲き出しました。(S)
プラムの花 今日は診療所前の薬草園の整備をしてくださっています
プラムの花
プラムの花 ヒヨドリやスズメなど鳥達も見え隠れしています

2017年3月23日木曜日

ももももう間近

寒気にも耐え、桃の花ももうすぐ咲きそうな気配です。

同じバラ科のユスラウメは小さな木ながら咲き出していました。初夏につやつやした実を付け、食用にできます。中国、朝鮮半島原産です。

葉に細かい毛があるのが特徴なので、種名がtomentosaとなっています(Prunus tomentosa)。まだ葉が出ていないので、確認できませんでした。

ほかにtomentosaとつく植物として、キリ(Paulownia tomentosa)、釣藤鈎(生薬)と同じ仲間のキャッツクロー(Uncaria tomentosa)が検索で出てきました。

キャッツクローはアマゾンにある植物ですが、大学の先生が研究していたことを思い出しました。素朴な風合いの民族衣装(?)がお似合いの先生でしたが、今もお元気で大切に着ておられるんでしょうか。懐かしいです。(S)
モモ
モモ

ユスラウメ

2017年3月20日月曜日

『養生訓・総論 下』(11):呼吸法(後半)


 呼吸法(前半)では、呼吸の意味と時々「深呼吸」をすべきだと述べていました。引き続き、貝原益軒が「呼吸法」について語っています。
 
ミズキ科サンシュユ Cornus officinalisの花(千葉大学柏の葉キャンパス薬草園・20170225撮影)
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「深呼吸」を行う時は、上を向いてねて、足を伸ばして、両足の間を15cm程度に開き、両肘と体との間も15cm程度あける。そして、目を閉じて、手をしっかり握って行う。一昼夜の間に、1−2回行うべきである。

長い間やっていれば、効果が出てくるだろう。気持ちをリラックスして行うと良い。


『千金方(せんきんぽう)』にも、「常に、鼻からきれいな空気を吸い入れ、口から汚れた息を吐き出す。入れるものを多くして、出すものを少なくする。したがって、息を吐き出す時は、口を細く開いて、少しずつ吐くようにすべき。」と書かれている。


呼吸を規則的にして、安静にしていると、空気の動きが徐々に緩徐になる。これを長い間続けていると、まるで鼻で息をしていないようになり、ただ臍の上の動きからわずかに息が行き来していることがわかる。このようにしていれば、体の「気」が安定してくる。これが「気」を養う方法である。

呼吸は身体の「気」が出入りする通路である。荒々しくしてはいけない。

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第二 総論 下から)

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『千金方(せんきんぽう)』とは、中国唐代の有名な医学書です。忙しい現代人にとって、このような呼吸法はきっと役に立つことでしょう。(T.K.

 底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。

2017年3月11日土曜日

薬草園の様子

大分暖かい日が増えてきましたね。
季節の変わり目ですので、調節しやすい服装で、お出かけ下さいね。

草の芽吹きのように体も発揚するため、漢方でいう「肝」の働きを整える必要があります。
のぼせたり、イライラしたり、不安になったり、頭痛が起きたりしませんか?

お店でいつも手に取る食材から他に目を向けてみましょう。
菜の花、ふきのとう、ふき、セロリ、キャベツ、あさり、かんきつ類など、季節の野菜を取り入れて健やかに過ごしましょう。(S)

サンシュユの花
トウキの葉

2017年3月3日金曜日

『養生訓・総論 下』(10):呼吸法(前半)


 貝原益軒が「呼吸法」について述べています。今日はその前半の内容をご紹介します。

フクジュソウAdonis amurensis(千葉大学柏の葉キャンパス薬草園・20170225撮影)

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呼吸は、人の鼻から常に出入りする息である。「呼」は出る息であり、体内の気を吐くものである。「吸」は入る息であり、体外の気を吸うものである。

呼吸は人が生きるために必要なものであり、呼吸できなければ死んでしまう。

「人の体内の気」は、「天地の気」と本来は同じものであり、体の内と外は相通じている。人が「天地の気」の中にいるのは、魚が水中にいるようなものである。「魚の体内の水」も、「体外の水」と出入りするので、同じである。「人の体内の気」も、「天地の気」と同じである。

しかし、「人の体内の気」は、五臓六腑にあって、古くなりやすくけがれやすい。一方「天地の気」は、つねに新しくて清い。時々鼻から外気を多く吸い込むべきである。吸い込んだ気が、体内に多く貯まったら、次に口から少しずつ静かに吐き出すべきである。荒っぽく早く吐き出してはいけない。

これは、古くなってけがれた気を吐き出して、新しい清い気を吸い込む「深呼吸」である。新しい気と、古い気を入れ換えることである。

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第二 総論 下から)

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次回は、呼吸法の後半です。さらに具体的な呼吸の方法が説明されています。(T.K.

 底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。