2017年1月21日土曜日

赤~い軟膏のはなし

ようこそ「地獄」へ・・・

という恐ろしい?タイトルで、別府の地獄めぐりを紹介しています。

最近同僚のご家族が出かけてきたようで、面白いものを見せていただきました。

その名も血ノ池軟膏~!
地獄めぐりのひとつに、血の池地獄という、「赤い熱泥の池」があるそうなんです。
サイトで見ても、レンガ色した珍しい名勝です。酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んでいるそうです。赤いのは鉄所以ですね。

深度:約30m(粘土のため最深部不明)←本当に地獄のよう・・・

皮膚病の軟膏のほか、布や柱の染色にも使ったとか。

軟膏は、泥と、硫黄、モクタール、黄色ワセリンから出来ていました。

少量付けてみると、すりむいたの?と驚かれるような赤い色ですが、薄く延ばすと大丈夫です。
モクタールのにおいがして、しばらくすると硫黄のにおいが残ります。

またまた行きたいところが増えました^^ (地獄じゃないですよ)(S)



2017年1月19日木曜日

パクチーの効能 デトックスにいかが?

中国食療方(東洋学術出版社)にパクチー(コリアンダー、香菜)の効用が載っていました。

性味:温、辛
帰経:肺・脾・腎
効能効果:発汗透疹、消食下気、利尿
適応症:小児のはしか、小腸積熱、尿閉

今や、はしかだからといってパクチーで治す方はいないとは思いますが、汗を出させて、透疹、つまり、疹はきちんと出てこそ治るという考え方なのです。

同じように透疹作用のある生薬として、升麻、薄荷、葛根などがあります。
方剤としては升麻葛根湯がまさにそうですね。

あとは、積もった食をきちんと消化して、利尿に働きます。

お正月食べ過ぎた方やデトックスによさそうですね!(S)

毎日お家でアジアンフェア開催中^^
センターのパクチー、レモン、レタス使用

2017年1月18日水曜日

パクチーはお好きですか?

最近パクチーがあちこちで流行っているようですね。

筆者がパクチーに出会ったのは、学生の時に行ったタイでだったと思います。すんなり受け入れられ、辛くて甘くて酸っぱいタイの味にすっかり魅了されてしまいました。

パクチー、コリアンダー(Coriandrum sativum)は、セリ科の一年草。日本には9世紀ごろ伝わったとされますが、においが好まれなかったため普及しなかったそうです。

葉と同様に、種子(果実)の利用も盛んです。

ベルギービールで有名なヒューガルデンというホワイトビールにも、コリアンダーの種が使われています。葉の独特な風味と種のそれとは違うようですけどね。

当センターでも水耕栽培で作っていて、今の所、金曜日に売店に出しているとのこと。使う量ずつ包んで、チャック付き袋に入れて、冷凍しておくと重宝します。



筆者もタイスキ(タイ風の鍋のこと)やフォーを作って楽しんでいます。
スイートチリソースに刻んだパクチーを入れ、さつま揚げを付けてもおいしいです。白身魚にもよく合います。(S)

~~~
成分について
○○ナールとついている成分が独特な風味の所以です^^

小原ら、コリアンダーの成長期・器官別香気成分の変動、園芸学会雑誌 Vol. 75 (2006) No. 3 P 267-269


葉や茎の成分
decanal, (E)-2-decenal, (E)-2-undecenal, 2-dodecenal, (E)-2-tetradecenalなど

果実の成分
linalool(リナロール、葉にも存在),(以下の成分は葉や茎には見つからなかった成分)α-pinene, γ-terpinene, D-camphor, geraniol 

2017年1月14日土曜日

梅が開花

土曜日も元気に営業中です(^^)

昨日、剪定した梅の枝を見て思いだし、今朝、梅の木に近寄ってみましたところ・・・

木によっては開花し始めていました!

正直存在を忘れていました・・・すみません。
自然の摂理の中に生かされていることを思い起こされ、感じたひとときとなりました。(S)


2017年1月12日木曜日

ボタンを見学するなら

日差しは暖かいですが、気温の低い日も多く、寒いですね。

そんな中、薬草園の池のほとりのボタンがすでに動き出しています。

人参栽培で有名な島根県大根島にある、由志園というところがあります。
http://www.yuushien.com/yuushien/

大変美しいボタンが年間を通して楽しめるようです。
春咲きの品種を温度調整して冬に見られるようにするなど工夫をしています。

人参もボタンも漢方薬に使われるものなので、一度行ってみたいと思っています。人参の研究をしている関連の先生方もすでに足を運んでいます。

人参は出雲の雲州人参と呼ばれ、かつて島の経済を支えた産業として、現在も伝統的手法が引き継がれています。(S)

2017年1月4日水曜日

クリスマスローズ

明けましておめでとうございます。
本年も健康にまつわるブログを更新できたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。(S)

年始ですが・・・
薬草園のお花は、このクリスマスローズとローズマリーくらいです。

クリスマスローズは冬に楽しめる花として有名ですね。
実は、花に見える部分は「がく」なのですが。

キンポウゲ科に属する多年草で、寒さに強い植物です。


育て方はこちら

クリスマス’ローズ’ですが、寒芍薬という別名もあります。
花言葉は、
Relieve my anxiety
私の不安を和らげて
慰め

『養生訓・総論 下』(9):楽しむ気持ち

 前回の『養生訓』は「何事も100%完全にやろうとしない方が良い。」というお話で終わっていましたが、引き続き貝原益軒が「養生のためのこころの持ち方」について述べています。
ボタン科シャクヤクPaeonia lactiflora の花(5月の千葉大学柏の葉キャンパス薬草園にて)
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聖人は、しばしば「楽しみ」を説かれる。

私の愚かさでは、聖人のお考えを推し量ることは難しいが、「楽しみ」とは人が生まれつき持っている天性の性質なのであろう。

「楽しむ気持ち」を忘れて、人の天性の性質にそむいてはならない。常に正しい道をとるようにして、「楽しむ気持ち」を失ってはらない。

「楽しむ気持ち」を失わないことが、養生の基本である。

(貝原篤信 編録『養生訓』巻第二 総論 下から)

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 生活も、仕事も、楽しむ気持ちを持ちながら行うことが、養生につながるようです。(T.K.

 底本は、千葉大学附属図書館によりデジタル化され一般公開されている『養生訓』(貝原益軒の没後百年にあたり刊行された版)です。